昨夜から、テレビ東京深夜のアニメ枠で『lain』という新番組がはじまった。 これが、かなりイイ！　自殺した女子中学生から電子メールが届くところから始まるストーリー。絵柄や画面構成が、アニメファンに媚びていない独特のセンスを持っている。押井守調というか自主映画っぽいというか、ほぼ全編心象風景を視覚化したかのような展開なのだ。 このアニメには、街の電線を映しだすカットが、何度も挟みこまれていた。 実は僕も、街に張り巡らされた電線の存在が気になって仕方ない人間だ。古くからある商店街などでは、狭い空の空間を無数の線が横切っている。無骨に引かれた神経繊維のような電線。なぜだか、ゾクゾクしてくる。

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