Diary
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カヲルがきた 98-01-15

豪雪となった成人式。
成人式ねぇ。自分の成人式なんて、物心つく前に終わったんじゃなかろうかと思うくらい遙かに昔のような気がする。

そんな雪の中を、築地のスポーツクラブにダンスのレッスンを受けに行ったのでした。 なぜだか知らないけど、そうするべきだ!的な使命を感じたのです。
2時間踊って、交通機関にいじめられることもなく、雪が激しくなると予報で言っていた夕方前には帰宅。

それからゆいと、近所のスーパーへ買い物に行きました。
すでに雪道を歩くのに飽きていた僕は、新雪部分をぴょんぴょんと兎のように走って、我ながらハイなヤツだぜ、ふふふと思っておりました。
ある地点まで行って、ふとゆいの方を振り返ると、道ばたに立ち止まっています。そして、こっちに向かって手招きしています。どーしたの?と戻ってみると、みーみーと鳴く子猫が肩に乗っていました。

カヲルくん 道ばたの猫とじゃれて時間を潰すことはよくあることですが、どうみても捨てられている子猫を、こんな天候の中置き去りにしたら、死んでしまいます。
とにかく連れ帰ろう、と決めて、ゆいがスーパーで買い物をしている間、僕がスーパーの入り口で子猫を懐に入れて待っていました。
そして、その後、ずっと家にいます、その子猫。
名前は、カヲルといいます。



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