Diary
ブラックホールのように 1997-9-26


Don't
「電通社員、過労で自殺」判決のニュースが、思ったよりも大きくメディアに取り上げられていた。
まわりの人間から、「残業続きなんて、あんたのことみたいじゃない!」と言われましたが、僕は、さすがにそこまでは頑張りません(^^;
死んで会社に復讐してやる!という憎悪だったら、それなりにリアルかと思いますが(^^;

死ぬ前になぜ辞めなかったのかな?って真っ先に思うけど、彼はすでにうつ病だったんだね。
真っ暗な穴が彼の中の現実に、ぽっかりと口をあけて存在し、避けられない引力でそこに引き込まれてしまったのだろう。

自分も、そういう感覚に陥ったことがある。
普段は、自殺だなんて絶対に考えはしないのに、精神状態が突然LOWにシフトしてしまい、考えたくないのに「ある考え」に引っ張られてしまうんだ。
そうなったら、家族が悲しむとか、今大切にしているものがなくなってしまうとかいうバランス感覚が崩れて、ほんとに、ある一点に向かって思考が凝固しちゃうんだよね。こわいよね。

そんな状態の時って、感情がなくなっちゃうのね。
感情が、心の中でひとつの塊みたいになってしまい、綾波レイみたいになってしまう。無気力状態になってしまう。でも、仕事をやらなければならない義務感で、機械のように動いてしまう。それがまた辛いんだよ。

こんな状態の人をみかけたら、みんな、フォローしてあげようね。 僕といえば、いまは全然LOWじゃないんだけどさ(^_^)
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