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成人病検診 1999-07-22

僕は会社員ですから、年に1回は会社の近くにある保健所に行って健康診断を受けてました。これまでは。
そう、35歳になった今年からは、個別に指定の検診センターへ行って「生活習慣病(旧名:成人病)コース」っていうのを受けることになったのです。ゲームで言うならステージがあがるってことなんだろうけど、自分がそういう年齢に達したんだという不本意な現実にちょっと愕然。
これまで受けてきた健康診断って、けっこういいかげんでさ。検尿と胸部レントゲン以外はほとんど自己申告制だったから、マトモな検診を受けるのって、実ははじめてかもしれないんですよ。そう考えると、健康オタクな僕としては、ちょっとワクワク。

しかし。現実はけっこうキツかった!
検診を受けるためには、前の晩20時までに夕食を終えて、当日の朝も水くらいしか口にしちゃいけないんだよ。痩せて身体に余剰エネルギーがまるでない僕にとって、エネルギー補給を禁じられるのは、身体を壊せ!と言われているようなもの。おまけに前夜は20:30からダンスのレッスンときたもんだ。これじゃミイラになっちまうよ!

フラフラになりながら、お昼からの検診コースを受けるために鶯谷検診センターへ。
チェックインを済ませると、まずロッカルームに入って、サウナで着るようなガウンとパンツに着替えます。映画館のように一方向に向かって並んだイスに座り、順番を待っては検診を受けの繰り返し。なんて退屈。このままマッサージされて仮眠室で横になりたい…。
と半覚醒状態でぼ〜っとしてきた頃、それはやってきたのです。はじめてのバリウム!やっぱりやるのか、やるんじゃないかなぁと思ってたけど、やっぱりやるんだねバリウム(ドキドキ)。僕、肛門からバリウム流し込まれたことはあるけど、口から飲むのは初めてなんだよ。ああ、これで僕もオトナの仲間入りってわけだね。

はじめに小さなカップに入った顆粒を一気に水で流し込むと、いきなりゲップが込み上げてくるんです。「はい、ゲップしないで、我慢して!」と言われ、あわてて我慢。
それからマックシェイクくらいの量のバリウムを全部飲む干すんだけど、バリウム自体の味は我慢できても、ゲップを我慢しながら飲む下すのってけっこう試練だね。そーかー、これかぁ。これがおじさん達が「イヤだ、イヤだ」と言っていたバリウムの神髄ってやつ?なんて涙目になりながら納得したのでした。
レントゲン撮影が終わった後、「キミ、はじめてだったんだね。辛かった?これ飲んで」と下剤を渡されました。やさしいねぇ、あんた…。逆境で優しくされると惚れちまうよ(嘘)

ところでこのコースって、当日すぐに結果が出ちゃうんだよね。
結果は予想通り。計測以外の項目は、評価「A」と「B」でまったく問題なし。
で、その計測だけど「肥満度:-22」「体脂肪:+9」で評価「C」。よって総合評価は「C」。なんですとーっ!てめえらがモノ食うなっていうから、こんな数字になっちまったんじゃねーか!普段は「体脂肪:11」くらいはあるんだぃ!
改めて自分が痩せすぎていることを思い知ったよ。そんなの知ってるから、いちいち言うなようるせぇなぁ。…そんな感じでした。ぐすん。



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