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痔じゃなくって 1999-06-10

土曜日のダンス練習の後、肛門に鈍い痛みを感じました。
暑かったんで、冷たい飲料を一気に飲み過ぎたせいかもしれない。ま、一晩寝れば治るでしょう。そんな軽い気持ちでいたら、翌日の日曜日になって痛みは本格的に。
これはもしかして、痔?ついに僕も「ぢぬし」の一味となって「おぢさん」の仲間入りか?とほほほ。
とりあえずマツモトキヨシで軟膏を買って、肛門の横の豆のように腫れている部分に塗りました。

月曜日。けっこう軟膏が効いているかもしれない。思ったほど痛くないや。おほほほ、やっぱ若いのねぇ、僕って。辛いモノは痔によくないって言われているのは無視して、夕飯はスタッフと一緒に大好物のカレーを食べにいきました。思い切り食べました。大満足(^^)
火曜日。クライアントとの打ち合わせ時間が遅くなったので、午後イチのダンス・クラスに逃亡(^^; 肛門の具合は、痛い時もあればまったく平気の時もあって、周期的。
だが、しかし。その夜、どういう姿勢で寝ても痛みが続くようになってきて、かなりマズイ状態に。明日、起きたら速攻で病院へ行こう!固く固く決心をした僕でありました。

でもですよ。この場合、どの病院に行けばいいの?
そんな時、フラッシュバックが僕を襲いました。環状7号線で西新井の陸橋を登りきったところに、でっかい「肛門科」の看板が出ていなかったっけ?アバウトに天竺を目指して旅する三蔵法師一行の如き心持ちで、とりあえず西新井に降り立ちました。そして、恥ずかしいほどでかい「西新井肛門科」の看板の案内に従って、病院へ。

病院は、とてもキレイなところでした。ちょっと安心。でも、いったいどんな治療が行なわれるのか、内心ドキドキ。
僕の名前が呼ばれ、診察室に。ベッドに横になってと言われ、ズボンとトランクスを降ろしてお尻をつきだす態勢で横に。看護婦さんがちゃんとバスタオルで局部を覆ってくれました。
診察はあっけないほど早々と終わり、僕は間男のように焦りながらズボンをひきあげました。オドオドとした僕の態度とは裏腹に、「説明しましょう」淡々と先生が肛門部の図に向かって語り始めました。

 断面概念図
「血まめですね」え?「指先とかにできるでしょ、血まめ。それが肛門の脇にできてるんです」なんでそんなところに血まめができるの?「ストップ&ダッシュの激しい運動を繰り返すと出来たりするんですよ。ゴルファーとかピッチャーとか。心当たりありますか?」
そりゃ、ダンスの練習以外のなにものでもないです。すると、僕ってばスポーツ選手と同じって訳?(*^_^*)

自然に治りますよ、という言葉にほっと一安心。くすりを1週間分出してもらうことになって、退室しようとすると、「ところで、どこでこの病院を知りましたか?」という質問。「あの…、看板です」「どこの看板?」「西新井陸橋の上の」「そうですか」先生は僕の答えをカルテに書き込んでいました。う〜ん、マーケティングしてますねぇ。

その夜。止めればよかったのに、チームのメンバーが集まるからという理由で、ついついダンスのクラスに出てはじけてきちゃいました。不思議と肛門の痛みは気になりませんでした。さすがにしゃがむ態勢はキツかったけど。
でも、地下鉄で帰る途中、急に痛みが激しくなってきました。顔は平静を保とうと努力してましたが、内心はうぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜!絶叫状態です。
駅に降り立った時には、歩くのも苦痛な状態。失神しそうでした。ああ、これがイクって感覚なのかなぁ…(をいをい)なんて朦朧と考えながら、涙目で自転車に乗って帰宅。着替えもしないで、そのままベッドに横になって呻いていました。
す、すごい、この痛みってば。

その夜が痛みのピークだったんです。それにしても、本当にしんどかった(^^;
このエピソードを、会う人会う人話し回る僕も僕ですけど、「早くホームページに載せてくださいよ、写真付きで!」と言う君たちもねぇ…



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