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抗うつ剤が馴染むまで 1999-05-30

実は、最近鬱っぽいんです。
それで、抗うつ剤を処方してもらったんですよ。アナフラニールってやつです。なんて現代人しているんでしょう、僕ってば(笑)
これで、午前中のドロドロとして人形になったかのような時間から脱却できるぞ!あはははは。
な〜んて、笑い事じゃなかったんです。
こういうおクスリは、血中濃度が安定して身体に馴染むまで時間がかかるんだよね。

おクスリを飲んだ翌朝、パチッと目が覚めました。悪魔と壮絶な戦いのあった夜が過ぎて、気がつくと静かな夜明けが訪れた…。そんな感じのほっとした朝。
おお、たかがクスリ1錠で、ここまで気持ちのよい朝が迎えられるのか?医学とはなんて偉大なんだ!って感動する瞬間です。
僕はムクッと起きあがり、いつものようにシャワーを浴びようとロフトの階段を降りて、温水のスイッチを入れようとして、して…。
スッーと効果音がついたかのように、「気」が抜けていくのが分かりました。貧血が起きる前触れ。
やばいと思い、そのままロフトへ戻ってベッドの中へ倒れ込んでしまいました。

2日目は貧血にはなりませんでしたが、会社に着いてしばらく経ったところで吐き気に襲われて、トイレに籠もって便器を抱えながら吐き気が治まるのを待っていました(涙)

3日目は、起きてしばらく経つとやっぱり貧血気味。

もぉぉぉー!これじゃ、なんのための治療だか分からないじゃないかぁぁ!(^^;

困ったことに、精神的には爽快なんですよ。妙に。なのに身体がエンストしてるって感じ。
普通なら身体の不調と精神面とはシンクロしているのに、今の状態は、身体と精神が全く違う旋律を刻んでいるって感じなんです。
気分が爽快といっても、頭が冴え渡っている感じじゃないんだよなぁ。ノイズリダクションがかかった初期のドルビーって言い方で分かる?ダイナミックレンジが狭いって気がするんです。
鬱にハマって無気力状態に陥っちゃうと、社会生活が営めなくなってヤバイと思ってクスリを飲んでいるんだけど、今の状態もなんだかなぁ。

どっちにしても。
午前中は使いものにならない僕なのでありました。
その分夜遅くまで働いているから、許して下さいませ。

そうそう。精神系おクスリを飲み始めると、深夜に記憶のない行動をとることがあって、それがまたちょっとお楽しみなんですよ(^^;
夜中突然起き出した僕は、深夜チャットを楽しんでいたゆいの「大丈夫?」という声に、「うん。お腹がすいた」と答え、テーブルにあったあんぱんを食べはじめたんです。そして自分で紅茶を入れて、煙草を一服してから、「じゃあ寝る」と言ってロフトに消えていったと。
この間の記憶がまったくないんですよ。あはは。
飛んじゃったのがこの程度で本当によかった(^^;;



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