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WEB制作というお仕事 1999-02-10
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建て込み中のブースでポーズ!
Photo by GUN Fuse
YAMAHA BOATSHOW SPECIAL SITE1999は、http://www.yamaha-motor.co.jp/boatshow99/
今日から東京ビックサイトで開催されている「東京国際ボートショー」。この業界ではトップメーカーであるヤマハ発動機のスペシャル・サイト制作で、眠るためにしか家に帰らない日々が続いてました。ここの更新もすっかり滞っちまったぜ。

イベントものは納期を動かせないから、どんなボリューム量でもスケジュール内にあげないといけないからね。まぁイベントに限らず、雑誌広告と連動しているサイトの場合も、雑誌発売日にあわせてオープンさせないといけなから、納期が絶対なことには変わりないんだけどさ。
今回もスケジュール的にヤバイ状態だったので、パラレルで走っているプロジェクトをできるだけ別部隊にしてもらい、WEBチーム総掛かりでカタチにしました。
そう、仕事としてWEB制作するのって、1人でどうにかなるレベルじゃないんだよ。
情報を整理する、構成を作る、テキストを書く、デザインをする、HTML化していく、という行程の中で、デザイン作業ではレイアウトやユーザー・ナビゲーション設計のほかに、イラストや3DCG、写真の修正処理では分担作業が発生するし、HTML化もJavaScriptやスタイルシートをWindowsとMacのエクスプローラとネスケのバージョン3から対応させるためにデバック作業もある。さらに進行管理も必要だし、情報を公開した後のプロモーション、メンテナンス、ログ分析なんかも必要です。(このサイトでは全然そこまでやってませんが)

WEBって、印刷コストがかからないから、低予算で情報発信できるメリットがあるよね。
でも世の中には、HTMLを知っていれば1ページ5000円で作れるって、勘違いしている風潮もあるんだよね。
同じ120分の映画を作るんだって、「男はつらいよ」と「スターウォーズ」では予算が全然違うのにねぇ。そもそもいくらでもスクロールできるWEBで、1ページという範囲をどう設定するのかって問題もあるし。そういう考えの人って、WEBにどういう戦略を持たせるかなんてこと、考えてないんだろうけどさ。
幸い、ウチのお客様はそんな低いレベルではないので、こちらも真剣です。だから深夜残業もするし休日出勤だってしちゃうんです。

それでも、印刷物の制作に比べて、WEB制作は手間と技術力の割に利益が少ないってのも事実なんだよねぇ。世の中は確実にWEBからの情報に頼ってきているし、企業の広報手法も低コスト化へ向かっていくだろうに。
売り上げからだけ比較されてしまうと、骨身を削って制作している僕らって、ただのバカ?ってことになってしまう。それはあまりに短絡的な見方だけど、毒物カレー事件の後コンビニからカレー弁当が消えたことを考えると、笑っては済まされないハナシではあります。
いままでの価値観の踏襲では、先に進めない世界だもん。自前の情報発信手段を、いかにうまく機能させることができるかのプロフェッショナルでありたいよね。

僕は、WEBを作る仕事を楽しんでますよ。大変だけどね。自分の才能の貧困さ、スケールの小ささを呪うことも度々だけど。
少なくても、先人たちのやり方に頭打ちされず、自由にやれるのが自分にあっていると思う。そこから派生する既存メディアとのミックスもおもしろいし。
ほんと、あとは、自分のキャパをどこまで広げられるか、の問題なんだろうな。



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