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ジャンポール・ゴルチエの世界 2000-10-08

最近はストリート・カジュアルな格好ばっかりですが、打ち合わせやプレゼンでクライアントに赴く時に着るスーツは、ゴルチエ・オム・オブジェ。また、黒い格好のほとんどもゴルチエだったりするワ・タ・ク・シ。

上野の森美術館で開催中の「ジャンポール・ゴルチエの世界」。
世界で初めて美術館という場でゴルチエを紹介するとなれば、行かないわけにはいかないでしょう。
デザイナー:ゴルチエをビジネス面でサポートし続けてきたのが、日本のアパレルメーカー:オンワード樫山ですから、日本から何かをはじめることって、ゴルチエにとっては意味のあることなんでしょうね。そういえば、僕がゴルチエの服に興味を持つきっかけとなった、マドンナの「ブロンド・アンビシャス・ツアー」も日本の千葉スタジアムがスタートでしたっけ。

この「ジャンポール・ゴルチエの世界」は、たんにゴルチエの服やスケッチを展示するというものではなく、<変身体験〜あなたを展示する>というサブコピーにあるように、観客参加型のイベントです。そしてオートクチュールのゴージャスなドレスをじかに見ることができる貴重な機会でもありました。

<あなたを展示する>ってどういうものでしょう?
会場に入場すると、白いエプロンを渡されて着ます。エプロンは安っぽいものですが、後ろのリボンがタテに3つ並んでいるのがゴルチエっぽいです。
そして、蛍光色でできたお面のようなウィッグやバッグ、爪・手の骨・唇のシール、めがねなどを自由に身につけながら、展示されたドレスや、投影されたコレクションのビデオを見ていくのです。
そして最後にステージの上に立ち、白いエプロンにゴルチエの衣装を投影され、その姿を写真撮影してお持ち帰りするって内容です。

 
左から、コイケ、僕、ゆい、GO-MA
左に行列がちらっと見えますが、僕らは20分待ちでした。
ゴルチエ・マニアである友人GO-MA、彼と同じ職場のデザイナー柴戸さん、そして僕とゆいとコイケさんというメンツで楽しんできました。
ゴルチエのイベントに行くのですから、やはりゴルチエを着ていくべきでしょうってんで、久しぶりにゴルチエのジャケット。でも、ゴルチャーであるGO-MAがどんな格好でやってくるかが一番の楽しみでした。期待通り、巻きスカート風パンツとジャケットといういでたちでした(^_^) お客さんみんながゴルチエづくめではなかったけど、ゴルチャー濃度は高かったですね。
でも、みんな白いエプロンを着て、変装グッズで遊んじゃうと、元がどういう服でどんな髪型だったのか、誰が誰なのかも分からなくなってきちゃうんだよね。個性的に変身するっていうよりも、恥じらいを捨ててゴルチエ世界のエキストラの一員になるって感じでした。
もっと衣装展示があってもよかったし、メンズを取り上げて欲しかったってのもありましたが、楽しかったからよしとしましょう。

最後に、自分の白いエプロンにどんな衣装を投影されるのか、ちょっとドキドキ。
僕のすぐ前の男性は全裸の画像を投影されていて、をいをいそれじゃ人に写真見せられねーじゃんって思いながら、羨ましかったりして(^^; 僕のもちょっとHな衣装だったんでニコニコだったけど。まぁねー、こんな肉体だったら、こんな僕でも露出狂になっていたことでしょう(^^; ゴルチエの服って、タイトにできているものが多いけど、筋キンでHなカラダしてないと似合わないものが多いんです。モデルの写真を投影されて、つくづく分かりましたって感じ。
その写真はこちら

その後、「精養軒」でお茶して「井泉本店」でカツを食べて「みつばち」で小倉アイスを食べてと、上野グルメツアーにみせかけた伏せ字飛び交うマニアなミーティングとなったのでした(^_^)






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