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ZEALダンス発表会 2000-07-02

品川・新馬場にある六行会ホールで行われた、ダンス・スクール「Tokyo ZEAL」の発表会。昼の部、夜の部の2回、20分にわたるSUGUYAクラス・チームの一員として踊りました。
この六行会ホールというのは、演劇関係でよく使われる定員250人弱の会場。設備や会場はすごく立派なんだけど、もっとキャパの大きなところでやってほしかったな。
これ、<ミニ発表会>という位置づけだったんだけど、人前で踊るためにかける労力は、<ミニ>でも<メイン>でもそう変わらないじゃない?チームで出演してきた横浜ベイホールのイベントだと、遠いってのと深夜ってので、お誘いしにくいこともあったけど、折角都内の会場で電車が動いている時間でやるステージだってのに、チケットがないんだもん!参加者に配布される、昼夜1枚づつの貴重なチケットは、弟のトシちゃんとゆいに渡して観にきてもらいました。

それにしても。6/18の「Diary」にも書いたけど、発表会ってのはすごい労力がいるねぇ。土日の練習、通しリハーサル。自分たちが踊るまでの待ち時間。
これまでのイベント出場では、本番当日の1週間前くらいから仕事と体調のコントロールをかけてきたんだけど、今回はとにかく仕事が詰まってて、連日深夜タクシー帰宅状態。千駄ヶ谷で連日やることになっていたチームの自主練習も、最後の1回だけの参加で、その後タクシーで深夜に会社に戻って修正作業をする始末。とほほ。

SUGUYA TEAM

SUGUYAクラスのパフォーマンスは、他のインストラクター・チームの2倍近い人数で、2.5倍の長さがあるものでした。
■1曲目でのダンス・パフォーマンスが<発表会>という設定で、先生(SUGUYA)がダンスを辞めて実家の商売を継ぐために九州に帰ることになり、生徒の1人を呼び止めて、後は頼むという芝居が入ります。
■2曲目は<クラス>という設定で、SUGUYAの後任に選ばれたAKIRA先生が、浮かれたやり方で生徒から反発を喰らうという内容のダンス・パフォーマンス。
■3曲目は、数年後成長したAKIRA先生の<クラス>という設定のダンス・パフォーマンス。
もうすぐ発表会があるから練習しといてね、と生徒を見送るAKIRA先生。携帯がなって出てみると、SUGUYAが九州から発表会を観にくるという知らせが…。
■4曲目は<発表会>という設定。ステージ奥に5つの椅子があり、椅子に座る人間が入れ替わりながら、ステージ前でのダンスと組合わさっていくという複雑な構成のダンス・パフォーマンス。
■5曲目は、R&Bシンガーの女性が1人現れて、歌を歌います。そこに少しづつダンサーが加わっていき、最後はステージを埋め尽くすダンサーが、シンガーの前に躍り出て歌うというもの。
このSUGUYAクラスのパフォーマンス・テーマが「アーティスト〜世代交代」というもので、ダンサーはバックダンサーが到達点ではなく、ダンサー自身がアーティストであるべきだというSUGUYAの考え方をストレートに表現したものです。

いやぁ。何が大変かと言って、衣装の早替えがすさまじかったな。舞台袖に引っ込むと同時に着ているものを脱ぎながら衣装を置いた場所まで走っていって、着替えること5回。
シャツはいいんだけど、パンツはシューズを脱がないと履き替えられないから、シューズのひもが結べるかどうかヒヤヒヤもんでした。
あと、本番一週間前に聞かされた5曲目の歌で、サビ部分をシンガーと一緒になって歌うというのも新たな体験でした。

ところで。今回舞台衣装として、これまで着ることのなかった<さわやか青年>風な格好を買いそろえたのですが、これがやたら評判がいいので、最近はもっぱら普段もこれで通してます(笑)
1曲目と4曲目には、赤と黒のTシャツを全員同じもので揃えることになっていたのですが、直前まで適当なものがなかったらしく、本番5日前に急遽僕がロゴを作ってオリジナルTシャツを作ることになったんだよね。僕はTシャツ屋さんにロゴのデータを送っただけで、細かい指示はSUGUYAさんに任せちゃったんだけど、オリジナル・デザインとは違う<ちょっとパチもん>みたいなものにあがってきて、「あはは」ってな感じでした。

Tシャツ
これがオリジナル・デザイン。シンプルな黒だけの印象に近いものということで、バックプリントだけだったんだけど。ポインタ部分は、ジャギー感をだすためにIllustratorでドットをトレースしたのに、あがったTではキレイな矢印でした(^^;

衣装だけでなく全体的にとても<さわやか>な内容で、僕のキャラとは180度違うことを「演じる」気持ちでやりました。それは、とても楽しいことでした。
ダンスの振りについては、SUGUYAらしいテイストに溢れたカッコいいものでしたが、途中の芝居や歌については、僕には直球すぎると感じていたのね。でも、観ている人たちが「ご父兄」や「一般人の友人」の割合が多いのが発表会というものなので、この直球さがいい結果につながったみたい。

終わってみれば…、とても楽しかった。
本番前2週間は、正直言って楽しいというよりキツかったけど、本番前日六行会ホールでの通しリハになって、照明があたったステージにあがった途端、気分が高揚してきたもん!
SUGUYAさんの「他とは違うことやってやろう」という考え方が、結果的に他のインストラクターの3倍という振り付け/練習時間になってしまい、そこまでやってくれる彼の熱意が本当に嬉しかったし、パフォーマンスをまとめていく才能にも感激しました。いい経験をさせてもらいました。
どうもありがとう、SUGUYAさん、チームのみんな。…でも、キツかったぁ(^^;



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